梅雨時期から夏にかけて発生するバラの2大病「黒点病(こくてんびょう)」と「うどんこ病」。バラを枯らしてしまうこともあるこれらの病気ですが、オーガニックで簡単に防ぐ方法があるのです。しかも、病気を防除しながら夏バテも回復し、秋バラに向けてぐんぐん大きくできる一挙両得の栽培法。初心者でも安心して扱えるオーガニック資材を使ったバラのお手入れ方法をご紹介します。

梅雨時期から発生するバラの病気

「黒点病(こくてんびょう)」と「うどんこ病」は、バラが最もかかりやすい病気で、梅雨時期から発生し始めます。これらの病気はバラに致命的な被害を与え、しかも気候的な問題で日本では多くのバラが罹患しやすいという事情があります。「バラ栽培が難しい」といわれる原因は、これらの病気のせいなのですが、正しい対処をすれば初心者でもバラ栽培は難しくありません。正しい対処のために、まずは、どんな症状が出るのか、それぞれ見ていきましょう。

黒点病になるとどうなる?

黒点病のバラ

名前の通り、葉っぱに黒い点が現れます。別名を黒星病(くろほしびょう)とも言います。黒点病にかかった葉は、やがて黄色く変色し、落葉します。病気が進行し、黒点病にかかる葉が多くなると、葉が次々に落ちてバラは丸坊主になってしまいます。植物は葉から光合成して栄養を得ていますが、葉がないとそれができません。本来、バラはこの時期が生育期なのですが、黒点病で葉を落としてしまうと生育が著しく衰え、最悪の場合は枯れてしまいます。

黒点病の原因は?

黒点病の原因はカビの一種で、菌です。濡れた状態で多湿になると胞子が繁殖して、被害が拡大します。梅雨時期に黒点病が発生するのは、そうした理由からです。日本は梅雨の他にも、台風や秋雨など雨が多いので、全国どこでもかかる可能性があります。黒点病の菌は水分を好み、古い葉や傷ついた葉に発生しやすいです。新しい葉っぱはツヤツヤとしていますよね。これは撥水性がある証拠です。黒点病は撥水性の衰えた古い葉に発生します。

うどんこ病になるとどうなる?

うどんこ病のバラ

うどんこ病という名前は、この病気なると、まるでうどんの粉をふりかけたように葉や茎が白くなることからつけられました。白くなった葉はねじれたように萎縮し、何も対処をしなければどんどん他の葉にも広がって、しまいには株が衰弱して枯れてしまいます。春から発生し始め、真夏はいったん発生率が少なくなりますが、秋から再び発生します。うどんこ病にかかった葉は、黒点病にもかかりやすくなります。

うどんこ病の原因は?

うどんこ病も菌です。黒点病が湿気を好むのに対し、うどんこ病の菌は空気中どこにでも浮遊していて、新葉でも古い葉でもおかまいなしに繁殖するため、かかると衰えるのが早く厄介です。ちなみに、バラだけでなくキュウリやカボチャ、イチゴなどにも発生します。

菌には菌で打ち勝つ!

さて、2つの病気について見てきましたが、どちらも共通するのはこれらの病気が「菌」によって引き起こされるということです。そこで注目されているのが「善玉菌」。人間の身体の中にもたくさんの善玉菌がいて、健康維持に活躍してくれていますが、善玉菌はバラの健康維持にも同様の活躍をしてくれます。

うどんこ病を防ぐ善玉菌いっぱいのオーガニック資材

うどんこ病対策

うどんこ病原菌に拮抗作用のある善玉菌の代表選手が納豆菌です。そう、あの納豆の納豆菌です。正式には枯草菌(こそうきん)と呼ばれ、稲わらなどに多く生息しています。納豆菌は自然界に存在する発酵菌の中でも、熱や乾燥にも強くどこでも生き延びていけるため、菌学の中では「納豆菌最強説」が唱えられることもあるほどです。また、非常に繁殖力が強く、早く増えるのも特徴。納豆菌の入った資材で手入れしたバラでは、うどんこ病原菌が増える前にその棲みかを納豆菌が奪ってしまい、うどんこ病を防ぐことができます。

オーガニック資材を使ったうどんこ病の防ぎ方

「有機100%液肥」はトウモロコシを納豆菌など多くの善玉菌で発酵させた液肥です。納豆菌といっても納豆の匂いはしません。これを4ℓの水に20cc(キャップ1杯)注ぎ、200倍に希釈した液を霧吹きなどで葉に散布するだけでOK。うどんこ病を防ぐだけでなく、バラの栄養にもなるので残った液は水やりとして株元にまくと生育もよくなります。

有機100%液肥プラス

●「有機100%液肥プラス」のお取り寄せはこちらから

土づくりとうどんこ病対策が同時にできる!

うどんこ病対策の土

さらに、土でもうどんこ病対策ができます。土づくりは一度行っておけば、一定期間効果が持続するため、忙しい人にはぜひおすすめの方法です。

稲わら馬ふん堆肥

「稲わら馬ふん堆肥」は、文字通り稲わらが原料になっています。先ほども述べたように、稲わらにはもともと納豆菌が非常に多く生息しているので、これを土に混ぜておくことで、うどんこ病対策ができます。また、稲わら馬ふん堆肥は納豆菌の他にもたくさんの酵母菌で稲わらを完熟発酵させており、土をふかふかにしてバラの根が伸びやすくなります。

●「稲ワラ馬フン 完熟堆肥」 をお取り寄せはこちらから

夢油肥

「夢油肥」は、上記の「稲わら馬ふん堆肥」をベースに、バラに活力を与える油粕などを加え、善玉菌で発酵させた肥料です。土の量の1割ほどを入れておくと、納豆菌の効果でうどんこ病を防ぎつつ、バラに栄養を与えてくれます。

●「Dr真島監修の夢油肥 」のお取り寄せはこちらから

オーガニック資材を使った黒点病の防ぎ方

菌の黒汁 Roses

黒点病は前述したように、水を好みます。この性質を「嫌気性」といいますが、同様の性質を持った菌に「光合成細菌」という菌がいます。光合成細菌は植物に有害な物質をエサにして、植物の生育に必要な空中のチッソを土中に供給したり、アミノ酸を生成する働きがあります。これをバラの葉に散布することで、黒点病原菌の棲みかを奪い、病気を防ぎつつ、同時にバラに栄養を補給します。「菌の黒汁 Roses」と「菌の黒汁」は光合成細菌を原料とする土壌改良材です。「有機100%液肥」と同様、4ℓの水に20cc(キャップ1杯)注ぎ、200倍に希釈した液を霧吹きなどで葉に散布します。「有機100%液肥」と「菌の黒汁 Roses」や「菌の黒汁」を同時に混ぜて使うとより効果的です。

● 「菌の黒汁ローゼス」や「菌の黒汁」のお取り寄せはこちらから

オーガニック資材が初心者におすすめなワケ

バラのオーガニック栽培

バラの病気を防ぐ資材には、農薬もあります。ただし、農薬は正しく使うということがとても大事。希釈率をきちんと守り、決められた回数を守らないと副作用が発生し、バラを傷めてしまうことがあります。また、農薬は常に使用していると植物自身が農薬に依存し、本来植物がもっている抵抗性(自分で、病気を治そうとする力)も失われてしまいます。そればかりか、害虫や病原菌に抵抗性がつき、農薬が効かなくなっていきます。一方、オーガニック資材は、多く入れすぎたからといってバラが枯れることはないので、希釈率に神経質になる必要がありません。え? 多く入れすぎたらどうなるか? はい、ただもったいないだけです。

バラ
秋バラも楽しめる品種。左上から時計回りに、‘パット・オースチン’、‘ナエマ’、‘ジェントル・ハーマイオニー’、‘クレア・オースチン’。

さらに、オーガニック資材の場合は病気を防ぐと同時に、バラが生育しやすい環境を作ったり、栄養を与えることもでき、1回の作業でいくつもの効果が得られるのが嬉しい点。だから、初心者にも安心、ズボラさんにも簡単。バラ栽培がずっと楽になるうえに、バラもスクスク、秋にもたくさんの花を見られますよ!

●ご紹介の商品のお得なセット「完全オーガニックバラ栽培スターターセットプラス」もおすすめです。

記事作成:ガーデンストーリー https://gardenstory.jp

SNSで友達にシェアする