梅雨時期は、植物たちが急激に生長するシーズンです。周辺の雑草も あっという間に茂りますよね。この季節を待っていたかのように、害虫たちも活動が活発になり、繁殖を始めます。また、ジメジメ・ムシムシの毎日。病原菌にも最高の条件が整いました。
今週は、病害虫チェックをしてみましょう。
テントウムシ
テントウムシを見つけたら、アブラムシがいるかもしれません。テントウムシは、アブラムシを食べてくれます。
イラガの さなぎの部屋(蛹室)
庭木に こんなものを見つけたら、イラガが発生するかもしれません。
これは、昨年、イラガのさなぎが 抜け出た殻です。イラガは、自分が生まれた場所に産卵する習性がありますので、今年も要注意。
イラガの幼虫
知らずに触ってしまうと、ものすごい激痛が。しばらく 腫れやかゆみが続きますので要注意。
チャドクガの被害
このように、網目状に食べられた跡を見つけたら、チャドクガを疑いましょう。パッと見では、葉っぱが茶色く見えるだけなので、病気と勘違いしがちです。
チャドクガの毛に触れると、チクチクとし たかゆみ と かぶれ が長く続いてしまいます。
カイガラムシ
カイガラムシは、様々な色や形をしています。画像のカイガラムシは、綿飴のようなものが、葉や枝にたくさんつきます。ほかにも 小豆色の丸い粒状のもの、ゴマ粒のように見えるもの、小さなマシュマロのように見えるもの、根に、白く粉状につくものなどなど。
よく、虫の被害と間違われるのが、ナメクジやカタツムリ。この場合、普通の殺虫剤をかけても効果がありません。専用のお薬が必要。放置すると、花びらやツボミ・新芽など、植物の最も大切な部分を食べられてしまいます。
病気にも要注意。この時期悩まされるのが、黒点病・ウドンコ病・灰色かび病・べと病など、病気の展覧会とも思えるほど、多くの病原菌が蔓延します。
病気の場合、お薬選びが重要です。ただ、病気の判別は非常に難しいので、よろしければ病気の葉と植物の画像をとって、お店にお持ちください。最適なお薬をお勧めすることができます。平田ナーセリーでは、病害虫のご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。