ご存知でしょうか?
スイレンには、熱帯スイレンと温帯スイレンがあります。
モネの庭で有名な温帯スイレン。日本では、古くから温帯スイレンが主に栽培されてきました。日本にもヒツジグサなどの原種がありますが、よく見かけるのはヨーロッパ原産の交配種です。
温帯スイレンの特徴は、ワサビのような根茎を次々と伸ばし、その先端に花を咲かせます。そのため、大きな容器が必要です。また、ヨーロッパが原産のため、日長が長く、気温が25度くらいで開花する性質があります。日本では、近年の温暖化現象で、咲き辛くなっているようです。
一方、熱帯スイレンは、球根性で小さな容器でも育ちます。気温も15度以上で開花するため、長い期間咲き続けます。
開花時間も、温帯スイレンが午前中。熱帯スイレンは、夕方まで。
熱帯スイレンの花は、一度咲くと、3日間咲き続けます。
甘~い香りが 漂ってきますよ
手のひらサイズの 小さな容器で咲いています。
熱帯スイレンには、葉っぱの中央に、大豆粒くらいのムカゴをもつ種類が多くあります。実はこれが 面白い!
こらから赤ちゃんが生まれるのです。
ムカゴから 葉っぱと 根が 出始めました
そろそろ 独り立ち できそう
熱帯スイレンは、比較的寒さに強く、冬越しも簡単。心配な場合は、ムカゴからできた赤ちゃんを、室内で育てれば、安心です。
お庭やベランダに、ちょっとしたビオトープを作ってみるのも、素敵ですよ