手軽に入手できる野菜の苗ですが、種まきでしか味わえない種類や、便利さ、お得さがあります。

今週は、そんな野菜たちの、お得で便利な種まき術をご紹介します。

ラディッシュ・ニンジン・大根などの、根を収穫する根菜類は、苗で販売されません。「畑がないから」とあきらめていませんか?ベランダやちょっとした場所があれば、菜園プランターで育てることができます。ラディッシュなら、1回の種まきで約100個。収穫したらまた何度でも種まきできます!ニンジンも、1回の種まきで約30本。プランター1個のスペースでできるのです。大根も、プランター栽培ででき、短くて太い「三太郎大根」などの品種があります。畑がなくても、ぜひチャレンジしましょう。

 

今すぐ種まきできるのがニンジン。最近の品種には、甘くて臭みが少なく、ジュースにするとまるでフルーツのような種類がたくさんあります。種まきのコツは、種の間隔が5cmになるように密集させること。そして最も大切なことがあります。それは、光を感じないと、種が発芽しない性質です。そのため、土をたくさんかぶせないように注意しましょう。土に埋めなくても簡単に発芽するように、丸い粒状に種をコーティングしたものも販売されています。

ブロッコリーやキャベツは、種まきの時期で、収穫時期が大きく異なります。7月下旬~8月に種まきすると年内に収穫できます。9月~10月に種を播くと、収穫は春。1袋にたくさんの種が入っているので、一度に巻いてしまわず、2回に分けて種まきすれば、1袋で2シーズン収穫できてお得。

露地まきの品種ですが、大根の場合、10月~12月収穫の品種と1月~3月まで収穫できる品種の2種類の種を播くと、10月~3月まで、使いたい時に、畑から新鮮な大根を収穫できます。

これからの夏には、ハーブもいいですよね。バジルやパクチー・ルッコラなどは、種まきから数日で発芽し1か月ちょっとで収穫が始まります。フレッシュリーフを摘み取ってすぐにつかえる。キッチンガーデンの醍醐味ですよね。

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