Q:観葉植物の葉が黄色くなって元気がないのですが、どうしたら元気になりますか?

 

A:室内の植物にとって、最も必要なものは、春~秋は「明るさ」、冬は「明け方の室内温度」です。

 

どこに置いてあげるかで、その植物が、「育つ」「育たない」が決まるといっても過言ではありません。

明るさが不足すると、光合成が上手くできず、徐々に弱ってしまいます。植物を「どこに置きたいか」ではなく、その植物にとって「どこが快適な場所なのか」で置き場所を決めてあげると、苦労なく育てることができます。

次に重要なのが、水やりです。

植物の根は、水や肥料を吸うだけでなく、呼吸もしています。いつも土が濡れていると、私たちが濡れたマスクで息ができないように、植物も呼吸ができません。土が乾いたタイミングで息継ぎをしているのです。

「土が乾いてから水やりしましょう」とよく言いますが、この言葉は、「息継ぎをしてから水を与えないと窒息しますよ」という意味でもあるのです。これが根腐れの原因です。

もう一つ注意していただきたいのが、「土の表面が乾いたら」水やりしましょう。これは誤りです。

土の表面が乾いた時点では、鉢底の部分はまだびしょびしょに濡れています。この状態で水やりしてしまうと、ほとんどの場合根腐れを起こしてしまいます。植物の根は下に向かって成長し、大切な根の先端部分鉢の底の部分に集まっています。

「鉢底部分が乾いて来たら水やりしましょう」が正解です。

水やりチェッカーのサスティを利用すると、水やりのタイミングが一目でわかるので便利です。

もう一つよくある原因が、観葉植物を購入したり、贈り物でもらわれたりした後、土替えをしていない。生産者の方が使用している土は、もうすでに劣化していたり、状態が良くない土で生産されていることが良くあります。

一番近い植替えシーズンに土を新鮮なものに入れ替えてあげましょう。また、2年以上植え替えていないものも、土を入れ替えてあげましょう。

植物も動物と同じように、体の中の老廃物を日々排泄しています。根から排泄され、2年もすると、土の中一杯にたまってしまいます。2年おきに、新しい清潔な土に入れ替えてあげましょう。(Best Soil 観葉植物の土

弱っていることが目に見えて確認できるのであれば、植物はかなりのストレスを受け、傷み始めていると思われます。

早急に新しい根を発根させ、新陳代謝を活発にしてあげるため、メネデールを与えると効果的です。

 

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